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「えーと…」
「私ならここよ」
「ああ、ちょうど良かったわさとり」
「この方がさとりさん?」
「ええ、私は古明地(コメイジ)さとりよ、蘇王龍雅に龍奈」
『どうして解ったんですか!?』
霊夢がキョロキョロしていると、何処からか女性の声がした。霊夢はその声の主をさとりと呼ぶと、龍奈がこの人がそうなのかと尋ねる。さとりは自己紹介し、龍雅と龍奈の名前を言うと、二人は何故解ったのかと驚いた。
「私の能力は心を読む程度の能力よ。だから、あなた達の心を少し読ませてもらったわ。もちろん、記憶喪失だって事も読んだわ」
「すごい能力ですね♪」
「そう?結構嫌われてる能力なんだけど…」
「何でですか?」
「悪用されそうだからって」
「うーん、でもそう言われているなら大丈夫ですね」
さとりが自分の能力を使い、二人の心を読ませてもらったと言う。龍奈がすごい能力だと羨ましそうに言うと、さとりは嫌われてる能力だと言った。
龍奈は何故かと尋ねると、さとりは悪用されそうだからと答え、龍奈はそう言われているのなら大丈夫だと返事をした。
「どうして?」
「そういう事言われて悪用する人なんて滅多にいないですよ」
「そうでもない気がするんだけど…;面白い子ね、色々と」
「はい?」
(恐らくさとりが言っているのはぬえが抱き着いてても気にしていない事でしょうね…;)
さとりがどうしてかと尋ねると、龍奈は悪用されそうだと言われて悪用する人は滅多にいないと答える。さとりはそうでもない気がすると返した後、面白い子だと言った。
龍奈はそれがどういう意味なのか解らなかったが、紫はそれがぬえが抱き着いていても気にしていない事だとすぐに解った。
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