101人が本棚に入れています
本棚に追加
(う、うん…)
(思った通りで良かった。なら思い切って言えば良いじゃん)
(えぇぇぇ!?;そ、そんないきなりは無理だよ!;)
(じゃあゆっくり時間をかけるしかないね;)
(龍奈ってこういう話になると結構大胆な事言うね;)
「ねえ龍奈、椛終わった?;」
椛は龍奈の言った事に頷き、龍奈は思い切って龍雅にその事を伝えたらどうかと言うと、椛は慌てふためきいきなりは無理だと言った。
龍奈はゆっくり時間をかけるしかないかと言うと、椛は龍奈が大胆な事を言う事に驚いていた。その時、龍雅が待ちくたびれたのか龍奈と椛に話しかけてきた。
『う、うん終わった終わった!;』
「何でそんな慌ててるの?;」
「気にしないで;さ、先に行こう;」
「何かはぐらかされた気がするなぁ;」
龍奈と椛は慌てて終わったと言うと、龍雅は首を傾げる。椛は気にしないように言うと、歩き出した。龍雅ははぐらかされた気がすると、もやもやとした気分になった。
「む、厄いですわ」
「どうかされました?雛(ヒナ)様」
「この辺が非常に厄いですわ。特に…その男の子の場所が」
「えっ、ここです…か!?」
歩いている途中、頭にでかいリボンを着けた少女が突然龍雅達を見て厄いと呟く。椛はその少女を雛と呼び、どうしたのかと尋ねると、雛は龍雅達の周りが厄いと言い、龍雅を指差しそこが特に危険だと言う。
龍雅は自分の場所が危険だと言われ、ふと上を見ると上から折れた木が落ちてきていた。
「龍雅危ない!」
「うわ!」
「椛、お兄ちゃん大丈夫!?」
「いたた…僕は大丈夫、それより椛が!」
「わ、私も大丈…痛っ!」
「左足を怪我していますわ」
椛が咄嗟に龍雅を押しその場から離す。龍奈が二人を心配し、龍雅が大丈夫だと言い、椛の方を見る。
椛は大丈夫だと言おうとした時に、激痛が走る。雛が左足を怪我していると言った。
最初のコメントを投稿しよう!