迷い込んだ兄妹

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(う、うん…) (思った通りで良かった。なら思い切って言えば良いじゃん) (えぇぇぇ!?;そ、そんないきなりは無理だよ!;) (じゃあゆっくり時間をかけるしかないね;) (龍奈ってこういう話になると結構大胆な事言うね;) 「ねえ龍奈、椛終わった?;」 椛は龍奈の言った事に頷き、龍奈は思い切って龍雅にその事を伝えたらどうかと言うと、椛は慌てふためきいきなりは無理だと言った。 龍奈はゆっくり時間をかけるしかないかと言うと、椛は龍奈が大胆な事を言う事に驚いていた。その時、龍雅が待ちくたびれたのか龍奈と椛に話しかけてきた。 『う、うん終わった終わった!;』 「何でそんな慌ててるの?;」 「気にしないで;さ、先に行こう;」 「何かはぐらかされた気がするなぁ;」 龍奈と椛は慌てて終わったと言うと、龍雅は首を傾げる。椛は気にしないように言うと、歩き出した。龍雅ははぐらかされた気がすると、もやもやとした気分になった。 「む、厄いですわ」 「どうかされました?雛(ヒナ)様」 「この辺が非常に厄いですわ。特に…その男の子の場所が」 「えっ、ここです…か!?」 歩いている途中、頭にでかいリボンを着けた少女が突然龍雅達を見て厄いと呟く。椛はその少女を雛と呼び、どうしたのかと尋ねると、雛は龍雅達の周りが厄いと言い、龍雅を指差しそこが特に危険だと言う。 龍雅は自分の場所が危険だと言われ、ふと上を見ると上から折れた木が落ちてきていた。 「龍雅危ない!」 「うわ!」 「椛、お兄ちゃん大丈夫!?」 「いたた…僕は大丈夫、それより椛が!」 「わ、私も大丈…痛っ!」 「左足を怪我していますわ」 椛が咄嗟に龍雅を押しその場から離す。龍奈が二人を心配し、龍雅が大丈夫だと言い、椛の方を見る。 椛は大丈夫だと言おうとした時に、激痛が走る。雛が左足を怪我していると言った。
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