101人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねえ、あなた達…」
『うわあ!;』
少女が龍雅と龍奈に話しかけると、二人はいきなりの事に驚いてしまった。
「そんなに驚かなくたって良いじゃないの;」
「す、すみません…;」
「急なものだったのでつい;」
龍雅と龍奈は驚いてしまった事を少女に謝った。
「まあ良いわ;で、見ない顔だけどここで何をしていたの?」
「えっと…何をしていたのかと言われましても…気が付いたらここにいたので」
「はあ…またあいつの仕業かしら…」
「あいつ?」
少女は龍雅と龍奈が驚いた事を流し、何故ここにいるのかと尋ねた。龍奈が状況を少女に説明すると、少女はあいつの仕業かとため息をついた。龍雅が誰なのか尋ねる。
「ああ、気にしないで。そういえばまだ自己紹介してなかったわね。私は博麗霊夢(ハクレイ レイム)よ」
「僕は蘇王龍雅です」
「私は蘇王龍奈です」
「苗字が同じ…って事はあなた達兄妹?いや…双子ね?」
少女は自己紹介をしていなかったと、龍雅と龍奈に霊夢だと名前を教える。龍雅と龍奈も自己紹介をすると、霊夢が苗字が同じ事から兄妹かと尋ね、その後双子かと訂正した。
「どうやらそう…みたいです」
「みたい?」
「私達、今より前の記憶が全て思い出せないんです。だからいまいち確証が持てなくて…」
「変な具合に記憶無くなってるわね;でも、双子だって事は分かるわ。だって顔全く同じだもの;」
龍雅はそうみたいと答え、霊夢が首を傾げる。龍奈が記憶が無くなってる事を話すと、霊夢は記憶の無くなり方に唖然としながら、二人が双子である証拠を話した。
「じゃあ、やっぱり僕達は兄妹なんだ♪」
「そうだね♪」
「まあ、感動の再会ばりの喜びを噛み締めてるとこ悪いんだけど、立ち話もなんだからうちに来る?」
龍雅と龍奈は自分達が兄妹だった事に喜び、霊夢はなるべく邪魔しないようにそっと自分の住んでいる所に来るか尋ねた。
最初のコメントを投稿しよう!