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「スキマの中…?」
「ええ、そういう『能力』なの」
「能力?」
「そ、能力。あなた達の世界の言葉で簡単に表すなら…霊夢、何かない?」
「自分で言ったんなら自分で考えなさい;」
龍雅と龍奈は紫がスキマの中に入っていたという事に疑問を感じると、紫はそういう能力だと言い、龍雅と龍奈に簡単な言葉に置き換えようとしたが、思い付かず霊夢に尋ねた。霊夢は自分で言った事は自分で考えろと答えた。
「霊夢のケチー。まあ良いわ、手品なり魔法なりと覚えててちょうだい」
「魔法を使う程度の能力の奴何人もいるけどね;」
「そうですか;」
「ところで…霊夢さんも能力があるんですか?」
紫は霊夢に文句を言い、龍雅と龍奈に能力の事は手品なり魔法なりと覚えていれば良いと教える。
龍奈は霊夢に、紫のように能力があるのかと尋ねた。
「ええ、私は空を飛ぶ程度の能力よ」
「能力って色々あるんですか?」
「ええ、私は境界を操る程度の能力」
「境界って事は…その能力で色々な場所に行けるんですね?」
「ご名答♪」
霊夢が自分の能力を話し、龍雅が能力は色々あるのかと興味津々に尋ねる。紫はそうだと言い、自分の能力を話す。
龍奈は紫の能力を聞いた時に、その能力で色々な場所に行けるのかと尋ね、紫はそうだと答えた。
「へえ~、能力ってここにいる人達は皆あるんですか?」
「いえ、別にそうでもないわよ?それに、私は人間じゃないわ」
『えっ?』
「やっぱりそういう反応になるわよね」
龍雅が幻想郷に住んでいる人達は皆能力があるのかと聞くと、紫は持たない者もいると言って、自分は人間ではないと付け足した。龍雅と龍奈はその事に思わず声を漏らした。
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