101人が本棚に入れています
本棚に追加
「よし帰る」
「あら、良いのかしら?この二人から目を離しちゃって」
「…何よ」
「私とて妖怪、何するか分からないわよ?」
「…ああもう!分かったわよ、居れば良いんでしょ居れば!」
霊夢は紫の返答で帰ろうとしたが、紫は挑発まじりに龍雅と龍奈に何をするか分からないと言う。霊夢は仕方ないので着いていく事にした。
「あの、霊夢さん紫さん早く行きましょう!」
「ええ、そうだったわね」
龍奈が早く行こうと霊夢と紫を急かす。紫がそうだったと言って龍雅と龍奈を案内した。
「阿求、居るかしら?」
「はい居ますよ~…って何やら珍しい人と知らない人がいますね」
「まあ、普段来ないしね;」
阿求の家まで着き、紫が阿求を呼ぶと、阿求はすぐに出て来た。そして、珍しい人と知らない人がいると言った。
「僕は蘇王龍雅です。それでこっちが…」
「蘇王龍奈です」
「初めまして♪私は稗田(ヒエダノ)阿求と申します。私はここで幻想郷で起きた事を書き記しているんです」
「へえ~、すごいですね♪」
龍雅と龍奈が阿求に自己紹介し、阿求も自己紹介をして自分は幻想郷の歴史を書き記していると言った。龍雅がすごいと感心した。
「良かったら少し見てみます?」
「阿求、今日は色々な場所を案内するからそれはまた今度ゆっくり見せてあげて。二人も良い?」
『はい』
「良い返事ね。じゃあ次は寺子屋にしようかしら」
「あ、その前にお一つ」
阿求は幻想郷の歴史を龍雅と龍奈に見せようとしたが、紫が今度見せるように言い、二人にも了解を取った。
紫が次の行き先を決め、出発しようとすると、阿求が一つ聞きたい事があると止める。
「何かしら?」
「その、お二人はいくつなんですか?」
「いくつ…だろう;」
「分からないです;」
「分からない…とは?」
阿求は龍雅と龍奈に年齢を聞いたが、二人は分からないと答えた。阿求は何故分からないのかと首を傾げた。
最初のコメントを投稿しよう!