最後の代走

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俺はすぐさま、義足をつけたリハビリ運動に励んだ。 チームメートも自分の事のように喜んでくれた。 俺にはまだ野球ができんだ。 もちろん前のような足を絡めたプレーはできない。 だけど大好きな野球ができない悲しみと比べれば、それは雲泥の差だ。 もう一度野球がやりたい。このメンバーで甲子園を優勝したい。 その一心で俺はリハビリに励んだ。辛いメニューも仲間の支えをバネにして必死に頑張った。 毎日血のにじむようなリハビリを続けた。俺は絶対にめげなかった。一度どん底を見た俺にこれ以上沈む道はなかった。 すると仲間達も奮闘した。 俺をもう一度甲子園に連れて行く。その一心で、見事甲子園出場を決めたのである。 ホッとした。 俺達の夏はまだ終わっていない。
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