2人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はすぐさま、義足をつけたリハビリ運動に励んだ。
チームメートも自分の事のように喜んでくれた。
俺にはまだ野球ができんだ。
もちろん前のような足を絡めたプレーはできない。
だけど大好きな野球ができない悲しみと比べれば、それは雲泥の差だ。
もう一度野球がやりたい。このメンバーで甲子園を優勝したい。
その一心で俺はリハビリに励んだ。辛いメニューも仲間の支えをバネにして必死に頑張った。
毎日血のにじむようなリハビリを続けた。俺は絶対にめげなかった。一度どん底を見た俺にこれ以上沈む道はなかった。
すると仲間達も奮闘した。
俺をもう一度甲子園に連れて行く。その一心で、見事甲子園出場を決めたのである。
ホッとした。
俺達の夏はまだ終わっていない。
最初のコメントを投稿しよう!