残念なやつら

主人公＝イケメンとはかぎらない

あだ名で気づいた人もいるだろうが、俺はいじめられている。まぁ、顔はこんなんだし、得意な事は何一つないからだと思うが。いじめが始まったのは中学一年の時。それまでは周りも少しだけだが俺と話してくれたり、遊びに誘ってくれたりしてくれていた。だが、中学校に入ってすぐ、それさえもなくなってしまった。俺に関わった人もいじめられるからだ。二年生になると俺は完全に孤立をしていた。自分は何も悪い事をしていないし、誰も傷つけていない。なのに、何故俺はこんな目にあわなければならないのだろうか。
俺をいじめているのは、同じクラスの男子。その中でも、森田と沢口の二人は度を越えている。俺をいじめ始めたのもこの二人だ。この二人はクラスの中心人物である。誰もこの二人に歯向かう事が出来ない。理由は二人とも政治家の息子だからだ。しかも、かなり権力がある。歯向かったら最後、何をされるか分かったもんじゃない。そのため、他の奴らも俺をいじめる。最近では先生まで俺をいじめてくるようになった。