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『yasuのバカ野郎!!』
yasu「何とでも言いや!!」
またケンカしてる…
俺が悪いん?
『保徳なんか……。』
yasu「……。」
『嫌いよ…』
なぁ…
君ならわかってくれると思ってた…
だから…
君を信じた俺が悪いん?
─バタンッ
yasu「……ふぅ」
これで何本目や…
タバコ吸わな余計あいつに八つ当たりするところやった…
これでも自分抑えてたんやで…
yasu「……。」
いつも喧嘩の原因は…
2人の時間がとれないから…
ボーカルなめんな…
yasu「………。」
今回の喧嘩はいつもと違った
何が違ったかって…
彼女の…成美の怒り方。
yasuが嫌いなのはわかっとる…
yasuはボーカル
おかげでゆっくりできない。
でも……
「保徳が嫌い…」
ほんま…
呼吸できなかった…
yasu「お前ばっか苦しんでんとちゃうぞ…」
そう呟きくわえていたタバコを灰皿に押しつけた。
yasu「……気づいてへんやろ…」
優しかったあの君ならありえないことだ…
yasu「今……声…限界きてるんよ…」
今の喧嘩で気づいとった?
yasu「会話もほんまは辛い…」
数分の喧嘩より…
数秒の会話があれば…
きっと君は…
間違いなく
俺の声の変化に気づいてる…
そうやろ?
yasu「……。」
あんだけ一緒にいたのになぁ…
一回も…
俺の心配してくれなかった……
yasu「……ッ」
情けない…
涙が止まらんやんか…
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