血まみれ

2/2
前へ
/18ページ
次へ
―――ダッダッダッダッダッダッ 銃声が鳴り響く。 「ミミカちゃん危ない!!」 「大丈夫です!!忌流夜さん指示を!!」 ――ジジッジッ。 無線が電波を受信する。 『ミミカちゃん少し目立ちすぎだ!!あくまでも避難民らしくだ!!』 「わかりました!!でもちゃんと気絶させてます!!」 『心強い!!そのまま主役の援護頼む!!』 「はい!!」 こんなことして何になる?って普通の人は思ってるそうだ。 いや自分達が普通で、そんなこと思う人達が異常なのかも……それはないか。 何にせよこういうやり方でしか前に進めない。いや終われない。 これはそんな子供達の醜いお話。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加