1.フツーの日常

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「なにをいきなりそんな慌て出しているんだい?」 大きな少年の奥からメガネを掛けた小柄な少年が顔を覗かせ疑問を口にした。 「いやもう来月からオレ達高二だぜ!?てかもう高一が終了!!しかもオレ、4月生まれだからもう17才!!」 太陽は小さな少年が喋り終わるか終わらないかの瀬戸際にはもう、そう喋り出していた。 「そんな当たり前のことをさも重大なことのように言うな!!」 大きな少年がまたも反応を見せる。この少年、先ほどから太陽に注意をしているつもりなのだろうが、その体格同様、太陽に負けず劣らず大きな声をしている。
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