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私がこの症状になるのは初めてではない。三回目──。
一回目は希望校とは違う学校、ハローワーク、職業安定所に行かれる方にはわかるだろうが、田舎であればあるほどそれ顕著に表れる需要を求められている職業。
私が行くことになったのは『看護師』を育てる学科、看護学科である。
私としては中学ぐらいからか自分のなりたい、理想の職業があった。
だが、現実は理想だけでは生きていけない。
私は高校三年生の時に自分のなりたい職業の学校のオープンキャンパスや説明会へ行って情報を集めた。
アルバイトしてでもいい、奨学生を使えるならそれを使ってでもよかったが、私のなりたかった職業の学校はほとんどが専門学校──。
ここで現実が介入してきた『お金』だ。
ならばせめて横文字での言い方は忘れてしまったが日本語で言えば『職業体験』。そこで、看護師ではないが各種リハビリで活躍する療法師を折半案とするが、それも『金』という現実に直面した。
母は子の為に再就職出来る需要のある資格を取らせ、将来を思ってのことだろう。
──それが、私が私を追い詰める結果となったのか、私がそうしたのか今となってはわからない。
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