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桜乃町…
この町のとある学園に、少年はいた
…天谷純(アマヤ ジュン)
国立桜乃町総合学園高等学部2年
彼は学園一の人気を誇り、成績優秀、運動神経そこそこで、なおかつ生徒会副会長という重役
そんな彼は、今とある悩みを抱えていた…
純「ここは…いつでも桜が咲いているんだな…
だから桜乃町って名前なんだが」
校門から各学部へ延びる、満開の桜の並木道…
そこから少し外れたところにある1本の桜の木…
純「君だけ…咲いてないんだ…
どうしてなんだ…?」
優しくその木に触れ、瞳を閉じる
純「頑張って…生きるんだぞ…
いつか…満開に開く日がくるはずだから…」
そう言って、また歩きだした
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