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あれから十年経ったある日、ギルドの隊員達は魔物と対峙していた。
隊員A「くそ!なんて数だ!?」
隊員B「これじゃ埒があかない。」
魔物の群れはかなり多く、せいぜい五百体くらいは、いるだろう。
隊員達が魔物達相手に諦めかけていた時、一人の蒼いコート着てフードを被った少年が現れた。
彼は、すっかり成長した冷岡祐樹だった。
そして祐樹は、絶氷の零帝の二つ名を持ち、世界でただ一人のZランク保持者のギルドで最強を誇る魔法使いとなっていたのだった。
祐樹「全く、1番隊の実力はそんなものじゃないだろ?」
祐樹はそう言って、手を上に掲げた。
祐樹「氷よ、我の下に集いて、全てを喰らい尽くす龍となれ。【氷龍の咆哮】」
グオォォォ!!!
ピキーン!!
次の瞬間、氷の龍が五体程現れ、次々に魔物を飲み込み、氷漬けにして行った。
祐樹「永遠に眠れ……」
そして、祐樹がパチンと指を鳴らすと粉々に砕け散った。
隊員「ありがとうございます!零帝様!!」
祐樹「別にたいしたことしたわけじゃないよ。それじゃ!」
祐樹「【転移】」
そして魔物を倒した祐樹は、隊員達に一礼をして、その場から去って行った。
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