理科室の王子様｡《２》

あ ら す じ

でも神様は幸せばかり

与えてはくれなかった。

あの日、私自身の過去の間違いが

私に罰を下した。

それはたくさんの雨が降る日だった。

私は乱暴された。

悔しくて虚しくて…

そんな地獄のどん底に落とされたような

私を先生は見捨てなかった。

死のうとさえ思った私を…

先生は光となって私を照らしてくれた。