出逢い

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  「ほら嘩澄、何してるの? 帰るわよ」 お母さんがあたしを呼ぶ。でも、その声はあたしの耳に届いていなかった。 「───────。」 周りにたくさん園児がいる中で、1人の男の子があたしを見つめていた。 見たことも話したこともない子なのに…。 ───目が離せない その目を見ていると、嫌なことも不安なこともすべて癒されるような…そんな感覚が押し寄せる。 不思議だった。  
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