2年B組教室。

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「で、その木内くん、声だけで言えば…9点。」 「えー!高いじゃん!声フェチの夏が9点って、じゃなんで?」 「じゃ、ここから無理な所を点数で。」 は? と訳がわからないというような表情を無視して 更に話を続ける。 「まず、髪色、赤。マイナス6点。 次ピアスの数、マイナス3点。 学ランの開き具合、マイナス5点。 腰パン、マイナス9点。 学校一の不良とかいうわけのわからない地位、マイナス7点。 声の9点を入れても 合計マイナス21点。 いや、無理でしょう。」
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