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さ、帰ろう
と机の中からペンケースだけ取り出し鞄に入れた。
「帰んないの?美香。」
「いや、なんか…うん…ごめん。びっくりした。
で、納得した。
そうだよね。私が色々いうことじゃないし!
夏はいいっていってるんだからいいや!帰ろう!」
と自分の席に戻り鞄を取って私の横に並んだ。
私より低い身長。
天然パーマのふわっとした栗色の髪の毛。
色白の肌。
整った顔。
人形みたいにかわいい彼女の
他でもない内面が好き。
私がちゃんと言えば
わかってくれる。
たまに暴走するけど
ちゃんと話を聞いてくれる。
漫画やアニメ、声優の話だって
私の『趣味の話』として聞いてくれる。
性格のお陰かオタクだと言うことを馬鹿にされたことはないけれど、
気兼ねなく好きな話をできるのは美香だけ。
本当にいい友達をもったなぁと思い
自然と笑顔が零れると
「どうしたの?」
と尋ねられた。
「なんでもないよ。行こっか。」
と2、3歩進んだところで
教室の入り口に、
苦手分野な方発見。
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