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「いたぁ!えっと…」
明らかにこっちを見て携帯を取り出し、操作しながら近づいて来たと思えば
私の目の前に苦手分野。
クラス中が彼に注目した。
「あっそうそう、高坂夏さん!
名前覚えられないから携帯に書いてたんだよー。
まっ、お話があるので、デートしませんか?」
にこっ
とそれはもう漫画で例えるなら
薔薇が舞うような笑顔を見せてそう言った。
「…。いや…まじ無理っす。」
まさか今日、同じ台詞を同じような人に吐くとは
朝の自分は想像してなかった。
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