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魔「どういう事だ?藍は紫の式神だぜ?」
文「詳しい事はわかりませんが確かな情報です。なんでも神社へ向かってるそうですよ?」
式神が主人の居場所を知らないというのも変な話だ…と魔理沙は思う。
式神は普通の服従関係とは違い、力と命令を与えるだけで術者相当の力をだせる半身だということを以前に魔理沙は霊夢から聞いた事があった。だから式神と術者は何処かしらが繋がってる…らしい。常に主人と繋がっているというのは気持ち悪い話だ。
ちなみに霊夢は式神を使わないが陰陽球は似たような物らしい。
魔理沙は勉強の為に聞いたのだが結局ちょっとした使い魔が使えるくらいで結局勉強にならなかった。
そういう小賢しいのは私には向いてないな。やっぱり弾幕はパワーだぜ!…と嘆いた。
アリス「とりあえず妖精達についてなにか情報はないの?」
文「湖の氷精に聞いてみたところ…妖精は自然の一部で環境に敏感だから幻想郷という環境が今曖昧である為妖精達は騒いでいる…と話を纏めました。」
アリス「つまり色々と均衡が崩れて来てるって訳ね。」
文「ちなみに氷精は冷静に池の蛙を冷凍してましたので何故か聞いてみると『あたいは最強よ?この程度で騒ぐ訳ないじゃない!』と豪語しながらまた蛙を凍らせてました。」
魔「余計な情報だな…」
文「では私はまた式神を追いますのでこれで!」
そう言うと文は目にもとまらぬ程颯爽と去って言った。
空を見上げるとぽっかり開いた穴が目にとまる。また少し大きくなったようだ。…先を急がねば大変な事になるかもしれない…
森の外は妖精だらけでとても前に進めるものでは無かった。
魔「ここは私の出番だな!魔符「マスタースパーク」!!」
構えたミニ八卦炉という魔法具に光が集まると野太いレーザーが放たれ、妖精を一掃した。
妖精は自然がある限り死なないので消えるどこからともなく湧いて出るので大丈夫だろう…
魔「アリス、急ぐぜ!」
アリス「わっ分かってるわよ!」
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