現在の世界

2/14
前へ
/19ページ
次へ
SHUKI SIND―――――― 俺達は、未来を自ら作り現在を守る部隊、その名も『神風STORM』。 俺はその中の二番隊、隊長を務めている沙羅木 朱稀。 属性は炎と風なんだけど、相性があまり合わないんだよね…(汗 でも、それなりに頑張って皆を守っていますよ♪ ?「朱ちゃーん♪♪」 突然、背後から明るい声がして足音がどんどん近付いて来るのが分かった。 そして、俺はタイミング良くその人を避けた。 大体は予想ついている。 だって、こんなにもテンションが高くてしかも、抱き着いて来る奴はあいつしかいない。 朱稀「昌嘉…バレバレだよ」 昌嘉「も~だからって避けないでよっ!!」 と、叫び声の様な声を耳元で言っているのは三番隊、隊長の藍谷 昌嘉。 属性は植物で草木を操って相手の動きを封じたり出来る優れもの。 まぁ、昌嘉自身は明るい奴で皆の事になるといち早く分かっちゃうのが昌嘉のいいところ。 朱稀「っていうか、お前仕事は?俺、資料渡したよな?」 俺は隊長室に入って自分の机につき作業しながら聞いた。 昌嘉「あぁ、あれね~…和直に任せちゃった♪」 てへっ、と手を頭にやりながら言った。 いや~ね…貴方、三番隊の隊長でしょ? そんな貴方が俺んとこの副隊長に何仕事させてんだよ… 朱稀「昌嘉…自分の仕事は自分でしろ!!和直に任せてんじゃねぇよ!」 昌嘉「だって、和直が傍にいたんだもん♪」 朱稀「傍にいたんだもんじゃなくて!いても任せるんじゃないよ!!」 ?「でも、朱さん?昌嘉に任せると大変な事になるよ?」 と、部屋の扉を開けながら言ったのは噂をしていた仁井之 和直だった。 和直はものすごくゲームが大好きで発売されているのは全て買うほどのゲーマー。 しかも、マジックも得意でいつも皆を驚かせてくれる。 朱稀「でも、やらせないと昌嘉の為にならないよ?」 和直「昌嘉の為って言っても昌嘉が頭を使う日は来ませんよ」 朱稀「あ、そっかぁ♪」 俺はつい和直の言葉に納得してしまった。 .
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

151人が本棚に入れています
本棚に追加