「お姫様様はキスじゃなくて××××で目覚めるのが王道でしょ!」

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僕こと、羽田悠希がこの学園----桜野学園に入学したのには訳がある。 それは、『教師がいない』 教師がいない学園なんて聞いたことなんてないよね。 もっと詳しく言うと、 『教師は火災や地震があった時のために「予備室」に2名いるが、授業や文化祭などはクラス内で入学時の成績がトップだった者がクラスメイト全員に授業を教える。また、その者をリーダーとし、リーダーは副リーダーを幾人か決めることができる』 つまり、一人の生徒に全て任せるという、ありえないやり方。 当然、その生徒には重い責任がかかるだろうけど、僕みたいな成績がよろしくも悪くもない人は関係ないから安心できる。 というわけで、彼女できるかな~とか、お気楽な気分でこの学園にやって来たんだけど……僕のそんな期待はすぐに裏切られることになった。
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