る－れっと！

「お姫様様はｷｽじゃなくて××××で目覚めるのが王道でしょ！」

入学式。

まあ、流石にこれは恒例だろう。

司会も三年生で、先生は一人もいないけど。

適当にプログラムが進んでいく中、僕が睡魔に負けそうになりつつも、式は最後の新入生代表挨拶を迎えた。

出て来たのは、黒髪の少女。ショ－トカットの明るそうな子だ。

｢こんにちは～、新入生代表の……｣

やがてそれも終わり、さていよいよクラス発表。