「お姫様様はキスじゃなくて××××で目覚めるのが王道でしょ!」

5/35
前へ
/248ページ
次へ
とんとん。 「ん?」 今、肩を叩かれたような。後ろを振り向いてみると、そこにはクラスメイトの女の子が立っていた。 「ってちっちゃ!」 あ、声に出ちゃった!? でも、本当に小さいな-。小学生みたいだし、すごく可愛い。 それにショ-トカットなのか、セミロングなのかよく分からない髪型をしてるけど、それが彼女には、似合っているように僕は見えた。 「……失礼」 その女の子……じゃなくて、少女が口を開く。 「ご、ごめん」 全面的に僕が悪い。頭を下げつつ、謝罪する。 「……ところで」 「うん」 「……ロリは好き?」 「愛してます」 ち、違うんだ! 今のは口が滑っただけなんだ! 慌てる僕を余所に、女の子は僕に手を差し出して 「……友達」 「へ?」 友達?
/248ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1123人が本棚に入れています
本棚に追加