一章

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まぁ俺の事はいいとして、 この状態から一向に変化がない。 苛々している転校生。 生徒を静かにさせようと努力する生徒会と職員。 そんな生徒会をもまとめて騒ぎのネタにするかの様に、更に騒ぎだす生徒。  そして、そんな様子を見て暴走する愛。 これからめんどくさい事が沢山起こるんだろうな。 隣の愛の暴走を感じながら、ひたすら同じ事を繰り返し考え、静かに瞼を下ろした。 ──────── あの後、寝れることなど勿論なく、目を閉じたまま現実逃避に時間を費やした。  騒ぎはどうなったかと言うと、俺が現実逃避をしてる間にとうとうキレた副会長が、腹黒と言う最大の武器を生かし、毒を一度に早く大量に吐き出しながら後ろにどす黒い雰囲気を漂わせ、強制的に終了の形を遂げたらしい。 副会長お疲れ様です。うん←
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