二章

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何をどう間違った・・・。  何故?。どうして?。なんで?。 同じ意味を持つ言葉が頭の中で飛び交う。 疑問を頭の中で飛ばし、自己嫌悪しながら、目の前の光景をボーっと見ている。  転校生と愛が仲良くお喋りをしている。 それだけでも、もう厄介ごとに巻き込まれ直ぐに此処から逃げたい。 なのに、なのにだ。愛はまだわかっても、転校生が愛と一緒になって俺の手をしっかりと掴んでいるではないか。  その上、明らかに好意を持った視線で俺と愛に向けて居るのは、気のせいだろうか。 もう一度問おう。 ・・・何をどう間違った。
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