プロローグ

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――少年はいつも自由であった 「ふぅ……」 ――誰にも縛られず、誰にも止められず、誰にも求められず、何処までも自由だった 「今日はいい天気だな」 ――しかし、自由であったために少年は、いつも独りであった。だからこそ落ち着いて安らぐことすら出来ない 「……腹減った」 ――誰か、自分を孤独から救ってくれる人を求めていた
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