よそびと

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ぽん。 肩に、驚くほどの熱さが射した。 見ると、青年が私の肩に手を置いている。 やわらかい微笑を浮かべ、私の身体を回転させた。 「あ……」 足が動いてしまった。 だが、何も壊れない。 彼がゆっくりと風景を変えていく。 「帰ろうか」 「……はい」
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