招くゆめ

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朝になって昼になって、夜が来てまた夢を見た。 昨日と同じ、その時は気づかなくて、目が覚めてから夢だと気づく夢だ。 場面は夜の遊園地。 両側に、アトラクションやショップが独立した箱型の家屋が並んでいる。それぞれがきらびやかなネオンで飾り立てられて、それはもう綺麗で、「楽しいでしょう?遊びたいでしょう?」と言わんばかりだ。 ただ、その分、やたら広く取ってある通路の真ん中の闇は深い。 私はそこで迷子だった。 真っ白な光に包まれたファンシーなぬいぐるみ屋にいても、ジャングルをモチーフにした心躍るアトラクション乗り場を見ても、私ははぐれてしまった誰かを探して、おろおろするばかり。 こうなってくると、綺麗なネオンは、私をのけ者にして楽しんでいるいじめっ子にしか見えない。 私は誰かを探し求めて、轟音を立てて走るジェットコースターの真下にも行ったし、すっかり暗くなった動物園にも行った。 次第に閉園時間が近づいてくる。
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