途方

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天使 ぼくの 最後のひとつかみの純粋を あなたはまるで 子どもがおもちゃに飽きたように投げ捨てた 悪魔のぼくに 天使が芽生えたあの感覚も ひかりがとおりすぎるように 一瞬で消え去った もう二度と あの奇跡のような感覚は戻ってこないのか… あなたを守りたいと想った あの刹那の純粋は… 確かにあの時 こころの中にあった天使は… そしてまた ぼくは悪魔にもどる 〓
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