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アリアは頬に手を当てため息を零す。
そんなアリアの肩をファロンは抱き寄せた。
「今日は約束守れなくて悪かったよ。急に仕事が入っちゃって」
「仕方ないもの。ロウファもわかってる。でも久しぶりに家族三人でピクニックに行く予定だったから余計に頭に来ちゃったのよ」
「・・・ごめん」
「謝るならロウファに謝んなきゃ。でも明日ね。頭に血が上ってるから」
アリアの言葉にファロンは苦笑する。
「すぐに許してくれればいいけど」
アリアは肩を竦めてファロンのうでの中から抜け出すとファロンの頭から足まで見回し安心したような表情になる。
「よかった。怪我は無いみたいね」
「心配しすぎだよ」
「あんな仕事されたら心配するのは当たり前でしょ!!!」
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