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「怒らないでよ。大丈夫。私は意外に強いんだから」
アリアはため息を着くと頷いた。
「わかってる・・・だけど心配なのよ」
「ごめん」
ファロンはそう言うと来ていたコートのボタンを外しコートを脱いだ。
中から現れたのは血だらけの白いシャツ。
アリアは眉をひそめるともう一度ため息を着いた。
「洗うのがまた大変そうね」
「いつもお疲れ様。・・・殺し屋と森番の奥さんは大変だね」
「もう慣れたわ。ほら、それを脱いで洗うから」
アリアの言葉にファロンは苦笑しながらシャツを脱ぎアリアに渡すと、少し寂しそうな顔をしてロウファのいる二階を見上げた。
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