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「何でお弁当?」
「お父さんがお弁当忘れちゃったのよ。だから森小屋にいるお弁当に届けてくれる?」
「嫌だよ!!!」
「ロウファが帰ってくるまでにマドレーヌ作っといてあげるから」
嫌がるロウファにアリアはそう言い残し颯爽と部屋から出て行ってしまった。
「・・・全く」
ロウファはため息を着くと嫌々服を着替え始めた。
そして着替えると部屋を出て下にいるアリアの元へ向かう。
アリアは鼻歌を歌いながら、卵を掻き混ぜているところだった。
「お母さん、行ってくる」
突然声を掛けられたアリアは驚いて鼻歌を歌うのをやめて振り返ると笑顔になる。
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