さよなら

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力斗は、えっという顔をして黙り込んだ。 沈黙。 そして、 「そっか…。だよな…。ごめん、嫌がって るのに付きまとって…」 背中を向けられてしまった。 わたしの、大好きな、大好きな、温かい背中。 「安心しろ。もう…これでさよならだ」 止めなきゃ。 止めなきゃ。 止めなきゃ。 自分で言ったことなのに、意外にショックが大きくて口が動かない…。 やっぱ、こんなに好きだったんだ。 だから、 ――――止めなきゃ!
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