100人が本棚に入れています
本棚に追加
「まあ、このほうが楽しいからいっか♪」
と、無邪気に笑った。
「サンキュー♪」
力斗は、変わらなかった。周りみたいに、触れちゃいけない話題のように扱わなかった。
それが、わたしにとってとても楽だった。
「お前がふったん?」
「いえ(笑)」
「ふられたんか(笑)」
「そうね~♪」
「ダサ!」
プ、と笑う力斗に軽くカチンとくるわたし。なんか、そうやって言われるとムカつく!
「べつに。悲しくないし」
「お前らし~。夏希は、ほんと変わってん な!」
「なんで?」
「だってさ、付き合ったんだよ!?悲しい にきまってんじゃねぇの?」
「だって…。嫌いじゃないから付き合った わけで…」
「ウワ!最低っっ!もし俺が先輩で、それ 知ったら泣いてんぞ!!」
最初のコメントを投稿しよう!