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「ふぅ…疲れたね。」
「あぁ…」
任務を終えた私と神田は、報告終了後、神田の部屋に来ていた。
普通神田は自分の部屋に人を入れない。
でも、私は特別に入れてくれる。
……神田と、幼馴染でもあり、恋人でもあるからだ。
口調とか態度とか…私に対するいろんなモノが他の人と違わなくて悩んだ時もあったけれど、最近神田は私だけを部屋に入れてくれたりしていて、少しホッとしているところだ。
これって少しは…
「特別扱いしてくれてるってことかな…」
「…何か言ったか?」
「あっ、いや…何でもない…です…」
危ない…思わず口に出しちゃってた…
沈黙が苦しくなり、私は神田が座っているベッドに腰掛けた。
「ふぁ…」
なんだろう…少し、眠い。
今回の任務は少し激しかったからな…そのせいかな…
「…眠いのか?」
「あ…ううん。大丈夫だよ。」
神田も同じ任務をこなしてるのに、自分だけがこんなに疲れているのが少し悔しくて、ちょっと嘘をついてみたりする。
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