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「アレン…??」
何か、変。
灰音が心配そうにアレンの顔を見つめると、突然アレンの顔が近くなった。
――――――――――チュッ
「っ!!?!?!」
突然、口に柔らかいものが触れる。
いつもならこんなこと、突然しないのに…
「ちょ…アレ…『ごめん』」
私が言い終わる前に、アレンは言葉を挟んできた。
「ごめん、灰音…」
――――――――――チュ…チュ…
キスの雨が休むことなく降り続ける。
頬、首、口…
その度に私はビクッと反応するしかなかった。
「好きです、灰音…貴方を失いたくない…」
「ちょっとアレ…んんっ…」
いつもとは違う、強引なキス。
私が何か喋ろうとすると、すぐにそれをキスで塞がれてしまう。
「んむぅっ…あ…ふ…」
クチュクチュという音が鳴り響く。
私は顔を赤くする余裕もなく、ただアレンのキスに必死についていくことしかできなかった。
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