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我に返った私は、慌てて下に飛び降り駆け寄りました。
「○○!!大丈夫!?」
その子は、何事もなかったように起き上がり、暫くボォ―としていました。
やがて、劇の指導者の先生が2人来て、1人は頭を打った友達を保健室に連れ行き、もう1人は事情聴取をはじめました。
先生「誰が突き落としたの!?」
そう良いながら、私を睨む先生。
私は誤解を解くために口を開こうとしました。
先生「由良さんが押したの!?」
あまりの迫力に泣きそうになりながらも、ゆっくり説明すると先生はみんなに確認するように目配せをしました。
1人の子が「本当です」と言うと納得したように、頷きました。
練習が終わり、保健室に様子を見に行くと、頭に氷をあたてている他はケロッとしていました。
由良「大丈夫?」
女子「うん。あんまり痛くないよ」
由良「良かった…」
と言う会話を交わしたものの、私はさっきのことでテンション下がりまくり…。
そんな私に気づかす、その子は帰って行きました…。
いや、その子は悪く無いんだけどね…。
私も被害者だった…よね?(精神的な意味で)
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