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ある山に眠るという石
それを求め世界の人々が命をかけた
だが山に登った人が帰ることはなく伝説に終わってしまった
しかし今二人の男が立ち上がったのである…
旅人『この山を登には80日はかかるな』
小人『人間は足しかないからな~』
旅人『人間を馬鹿にするつもりか!?』
小人『すまない』
たわいもない話をしているこの二人
旅人の名前は足袋(たび)
小人の名前は度々(たびたび)
二人は石の眠る山のスタートラインに立ったのである
足袋『この山には何か罠があるかもしれん』
ノリ『フガ!!』
足袋『どうした!?』
ノリ『後頭部を鈍器でやられた』
足袋『それは自分のかかとやないかい!!』
そういいながらちゃくちゃくと山を登って行った
足袋『何か力が湧いて来たぞ!』
ノリ『なぜ?』
そういうと足袋は脱皮を始めたのだ
ノリ『脱皮だと!?こいつ普通じゃない!』
と心の中で思ったノリは雨乞いを始めた
しかし雨は降らない
足袋『脱皮が成功したようだ』
ノリ『すごい!』
足袋の体はまるで鋼鉄のように堅くそして美しい
カマキリみたいだ
足袋『どうやら俺はカマキリ種族だったみたいだ』
ノリ『なるほどな』
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