第一話 悲しいラブソング

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ある山に眠るという石 それを求め世界の人々が命をかけた だが山に登った人が帰ることはなく伝説に終わってしまった しかし今二人の男が立ち上がったのである… 旅人『この山を登には80日はかかるな』 小人『人間は足しかないからな~』 旅人『人間を馬鹿にするつもりか!?』 小人『すまない』 たわいもない話をしているこの二人 旅人の名前は足袋(たび) 小人の名前は度々(たびたび) 二人は石の眠る山のスタートラインに立ったのである 足袋『この山には何か罠があるかもしれん』 ノリ『フガ!!』 足袋『どうした!?』 ノリ『後頭部を鈍器でやられた』 足袋『それは自分のかかとやないかい!!』 そういいながらちゃくちゃくと山を登って行った 足袋『何か力が湧いて来たぞ!』 ノリ『なぜ?』 そういうと足袋は脱皮を始めたのだ ノリ『脱皮だと!?こいつ普通じゃない!』 と心の中で思ったノリは雨乞いを始めた しかし雨は降らない 足袋『脱皮が成功したようだ』 ノリ『すごい!』 足袋の体はまるで鋼鉄のように堅くそして美しい カマキリみたいだ 足袋『どうやら俺はカマキリ種族だったみたいだ』 ノリ『なるほどな』
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