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「助手ー!起きろ助手ー!」
彼女は無機質なベッドに向かい叫び続ける。
彼女の名前は博士。童顔低身長に明らかに誰が見ても大きすぎると思うであろう白衣を身にまとっている。
無機質なベッドで横になり、安らかな寝息を立てているのは助手。
博士が作ったアンドロイドだ。
その名の通り、博士の助手をしているのだが、博士が呼んでも眠り姫よろしく、一向に目を覚まそうとはしない。
「やっとタイムマシンが完成したんだ!起きてくれ!」
すると、助手はうっすらと目を開け、
「…寝言は寝て言わないと持病の貧乳が悪化しますよ」
と言い、また眠りに着こうとする。が、博士の怒りによって再度その眠りは妨げられる。
「…分解するぞ」
魔法の一言により、助手はベッドから跳ね起きて博士と向き合った。
こうしてみると博士の身長がより低く見える。
助手は160cm、博士は147cmだ。
「博士、身長どこに置いてきたんですか?」
「さ、最近0.1cm伸びたのだから馬鹿にしないでくれ」
無機質な部屋に、助手の鼻で笑う声だけが響いた。
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