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久しぶりの連休
6月はなかなか連休がとれなかった
月末近くにとれた
私は真っ先に教授の家に向かった。スーパーで買い物をして、可愛い花の鉢を買った
家の前に立つと、庭に水を撒いている音がした
門は開いている。私はそっと入るとコッソリ庭に回った
『教授』と声をかけた
『明菜!びっくりした』
教授は笑って蛇口を止めた
『この前メールで、忙しいのが落ち着いたって書いてたから』
『催促したんだよ。休みきたら来てくれるかなと思って』無邪気に笑う教授がとても可愛く思えた
私は台所に買い物してきた食品を置いた
『今夜泊まっていくつもり。パジャマだしていい?』
『出してくればいい。何ヶ月ぶりだ?泊まりは』
『半年ぶりかな。私も教授も忙しかったし』
私はリビングのソファーに寝転んだ。教授がやってきて私の頭を撫でる
『電話かメールだけだったからな。髪…切ったのか?』
『教授が長い黒髪好きなの知ってて切った』私はいたずらっぽく笑った
『気にいってたのにな~』
『いいじゃない。気が向いたらまた伸ばすから』
教授は苦笑いすると、唇にキスをした
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