私はピアノ

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自販機の前に…彼がいた 私を見つけると間髪いれずに説教を始めた この人なんて名前なんだろう… 歳は私とかわらない感じ モミアゲとヒゲが繋がってる 髪型はソフトモヒカンで今っぽい…でもスキンヘッドのほうが絶対似合う だって頭の形いいもの 目鼻立ちは調ってるが、特に目がでかく、ぎょろぎょろしてる 『…ってわけだ!どうなんだ?』 『え?あ…髪型スキンヘッドのほうが似合いますよ』と私は真顔で答えた 『人の話し聞いてなかったのかよ!』 『ごめんなさい、ぼんやりしてましたぁ』 『こんばん、オハナってカフェに俺の彼女呼び出したから前の事件の真相話してくれって頼んでるんだよ!』 『そんな事して彼女さんの気持ち、余計逆なでしませんか?私は別にかまわないですけど…』 『知ってるよな?この会社の近くのカフェだから。7時に必ずこいよ!』 そう言い残して、気の毒な彼は去っていった カフェ オハナ マスターの店じゃない。間違わないわよ
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