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『明菜、今日は顔色悪いぞ。しばらく実家で休んできたらどうだ?』
『風邪ひいたのかな…だったら教授に移したら大変ね。二日程帰ろうかな?』
『本ももってきてくれたし、何かあれば看護婦さんもいるから心配ないさ』
『だから心配!みんな教授の事狙ってるんだから…!』私は教授のパジャマに口紅をべっとりつけた
『こらこら』教授は笑って口紅をティッシュで拭こうとした
『ダーメ。私が帰るまで保存』
『明菜はヤキモチ妬き屋だからな。それとカンシャク持ちだ』
『二日だけゆっくりしてくる…私が病気だと看病できないものね』
『明菜、本当にお前の人生これでいいのか?僕は下半身不随だ。結婚してもいままでみたいに明菜を満足させてあげられない…子供だってそうだ』
『何年付き合ってるの?私はそんな事で気持ち変わらないわ』
教授は最近少し弱気になっている。現実を他人以上にわかりすぎ、眠れない夜もあるのだ
来年の春には仕事の復帰も決まった。それの不安もあるのだろう
でも心配しないで、私がいるのよ?
あなたの明菜が…
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