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先生からクリスマスの外出の許可が出た
教授は子供のように喜んだ
『よかったわね。パジャマじゃ可哀相だから…お気に入りのスーツもってきてあげるわ』
『無神論者の僕がね…今神様に感謝してるよ』
『私だって…』
私達はいつものようにキスを交わした
瞬間、また私の身体が異変を起こした
めまいがして、教授に覆いかぶさった
『大丈夫か!明菜!』
『うん、平気だから』
『先生に診てもらうほうがいいな』
『そうしようかな』
私どうしたんだろ…変な病気だったらどうしよう
その夜は怖くて一睡もできなかった…
翌日、内科の先生に私はいろいろ検査してもらった。半泣きの私に、先生は笑顔でこういった
『成宮さん、大丈夫。妊娠二ヶ月だよ。あとは産婦人科でじっくり診てもらいなさい。紹介状書いておくよ』
妊娠?私が?
あの時の子供だ…
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