パジャマに口紅

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毎日のリハビリは足には中々効果をもたらさなかった それでも教授の上半身は前よりたくましく、まるでスポーツ選手のようであった 車椅子も一人で乗れるようになった クリスマスイヴの日、教授にスーツを着せ教会に向かった 『明菜、お腹大丈夫か?』 『大丈夫よ。教会すぐそこじゃない』と私は笑った 結構大きな教会でびっくりした。賛美歌を歌い、神父様の話しを聞く… 病院の時間もあったので8時までには病室に戻った 『教授はやっぱりスーツが似合う。Yシャツが一番だわ』 『来年の春からはいやでもスーツだよ。できたら松葉杖で移動できたらな…』 『大学には私が毎日送り迎えするわ。臨月になるまでね。車椅子でも講義はできる!二人で考えましょう。リハビリもまだまだこれからよ』 『明菜はまるで太陽だな…お前といると、なんというか暖かくなる』 『反対…今まで…そうあの15歳で出会った日から、教授は私の太陽よ』 教授に会いたい一心でT大に入った 教授にかまって欲しくてよくカンシャクを起こした 教授に教授に…いつもそうだった 翔に抱かれていても頭の中は多分教授でいっぱいだった それを唯一知ってたのはマスター だからマスターは私を抱かなかったのかもしれない
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