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漆黒の闇に浮かぶ
ひとつの月
星もない
雲もない
そんな夜空に輝いている
月の光は淋しげ
独りを嘆き哀しんでいるかのよう
朧気で
消えてしまいそうだ
そんな月を眺める僕も独り
ここにいるのは僕独り
いらないと言われ捨てられた
独りぼっち…
なぜか頬が濡れ
眺める月は
さらに形を崩してく
"泣かないで"
そう言ってるように光が射す
"独りじゃないよ…
僕が一緒にいてあげる"
孤独な月と
孤独な僕の
短い噺…
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