はるの目覚めと寸止めの決意

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『白玉さん、遅いよ』 いきなり会うなり怒られるとは…てか、朝5時に集合するってどういうことだ 「なんで朝5時なんだよ…普通寝てるだろ」 『子供たちが起きる前に話を聞くのよ』 「ああ、なるほど」 『あっ、いたいた』 「あら、小春ちゃん?」 『園長先生!』 「この間はどうもね」 『いえいえ、あの…ちょっと、お話いいですか』 「ああ、じゃあ中に入りなさいな」 『は~い、白玉さんもいらっしゃい』 「あら、この方は?」 『あ、この人は白石玉次さん!フリーの記者さんなんだよ』 「そうなの、はじめまして白石さん。私はもみじの里の園長をやっている奥村と申します。」 「はじめまして、白石玉次と申します、今日はこのような早朝に突然失礼します」 「いえいえ、どうぞ、お入りください」 『おじゃましまーす』 オレたちは、園内で話を始めた 「小春ちゃん、今日は何のようかしら」 『あの、単刀直入に聞くけど…ここを出払えって言われているの?』 「えっ?あなた…それ、誰に聞いたの…?」 『やっぱり本当なんだ』
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