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今、街は正月気分で浮かれている。
世の中、不景気だとか言いながらも、こういう時ぐらいは、みんな、はしゃぎたいのだろう。
かく言うオレも、はしゃぎたいのだが、仕事柄。
いつ、飛び込んでくるか分からないスクープを追い求めているからはしゃげない。
スクープなんて、1度も取ったことはないが…
早いもので、あの名勝負から、9ヶ月が経つ…
名勝負…と言われても分からないだろう。
およそ2年前から流行り始めたカードゲーム『交易バトル』。
今もなお、その人気は衰えることなく、今や国民の約8人に1人は、交易バトルをプレイしているぐらい急速に広まった。
ある意味、国技に近い…とは言い過ぎだが、勢いは確かだ。
その交易バトルをやらせれば、右に出る者はいないと言われている『レジェンドダシシブラーはる』こと間宮小春(まみやこはる)と
「寸止めの智」の2つ名を持つ天才・神崎智之(かんざきともゆき)の2人が行った交易バトルは、今も名勝負と謳われている。
その名勝負から9ヶ月…
月日が経つのは早いと改めて感じさせられる…。
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