今はまだ眠ったまま

4/8
前へ
/63ページ
次へ
『さ、どうぞ』 「おじゃまします」 オレはこたつに入って体を温めた。 『ちょっと待っててね』 「ああ」 部屋の中には、里中と撮った写真が飾ってあった。 「………」 はるは今も里中を忘れていない まあ、いいんだ。とうにオレは諦めている。 信頼できる仲間…それも悪くないだろう。 『はい、お待たせ』 「おう、ありがとう」 温かい雑煮の匂いに、改めてオレは1人じゃないと感じさせられる… 『雨上がりのたんぽぽは~空にそびえる太陽よりも~ずっとずっと~輝いていた~(^O^)』 「ノリノリだな。」 『へへー、商売繁盛ですからねぇ』 「でもさあ、Ganacheの‐たんぽぽ‐は、ノリノリで歌う曲じゃないだろ」 『ええ、じゃあどの曲ならいいのよ?』 「‐間に合いました‐とか」 『ああ、なるほど』 他愛もない話をしながら、時間が過ぎていった。 「あれから9ヶ月も経つんだよな」 『そうだね( ̄ー+ ̄)ニヤリ』 「お前なんて呼ばれてるか知ってるか?」 『交易バトル界のビューティープリンセス?』 「………はぁ(-o-;)」
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加