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とはいえ、話を聞いた以上はできる限り力になってやるべきだろう。
俺はもう一度問題を整理しようと尋ねた。
「ケンカの原因はなんだったんだ?」
「うーん…
それが、本当に些細な事なんだけどね…?」
サリーが言うにはこうだ。
先日、二人で買い物に出掛けた。
そこで気に入ったアクセサリーを見つけた。
サリーの彼氏も気に入って、サリーにプレゼントする事になった。
そこまではまぁいい。
きっと普通の流れなんだろう。
だが…どの色がサリーに似合うかで、意見が分かれた。
「私は紫が気に入ったの。
なのにあの人、何色を勧めてきたと思う?
ピンクよ、ピンク!
赤ならまだしも、ピンクを勧めてきたの!
有り得ないでしょ!?」
有り得ないのか。
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