169人が本棚に入れています
本棚に追加
これが……………俺が生活を送っていた学校なのか………?
認めたくないが
頬を抓っても、何回目の開閉を繰り返しても、視認している光景は変わらず
ただ目の前にあるのは、赤くて、醜くて、無残な光景だった………
「よっしゃあああああああああああ!!取った!取ったぜええええ!!!」
その声で俺の意識が引き戻される
見ると一人のゴツい男子生徒──山中獅子<やまなかしし>だったか?──が武器を手にしていた
形状からするにガトリングだろうか…?
そのガトリングのリボルバーが回転しようとしている……!
「伏せろっ!!」
俺はほぼ反射的に叫び、俺を含める十数名が身を伏せる
もちろん、反応が遅れた者もいる
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…………!!!!!
弾丸が2、3発頭を掠めた………
音が止んだ後、周りを確認すると、更に酷い有様になっていた
周りには体が穴だらけになった級友が転がっていて………
既に切り傷で死体になっていた者にも、ダメ押しのように穴が空いている
「………ぅぷ……!!」
気持ち悪い
目の前の陰惨たる光景が暗鬱な気分にさせる
最初のコメントを投稿しよう!